『冬にリネンを楽しむためのセーター』東大阪繊維研究所・リネンウールクルーネックセーター

リネンの凛とした表情と、ウールのやわらかな保温性。
異なる性質をもつ天然素材を組み合わせ、“冬にリネンを楽しむためのニット”として再構築した一枚です。

ITEM：リネンウールクルーネックセーター
BRAND：東大阪繊維研究所
税込価格￥33,000
COLOR：GREEN・BLUE・NAVY
SIZE：S/M/L/2L
Fabric：リネン50% ウール50％
日本製

冬はフワフワで見るからに暖かそうなウールニット・・・普通ならこれが当たり前。
しかしウールのニット、手入れが大変なんですよね〜。
MOONCASTLEの12Gメリノニットのようにウォッシャブルウールであれば比較的楽にお手入れできますが、通常のウールのニットはクリーニングに出すべきか、自宅で洗えるのか結構悩みますよね。

それともう一つネガティブなポイントはピリング（毛玉）！
皆様苦戦してますよね、毛玉についてはお客様からよく相談を受けます。
柔らかくて毛足の長いウールのニットと毛玉はセットなので・・・それでも良いニットは毛玉があまり目立たなかったりするので上手く付き合っていくしかないんですよね。

とまぁ前置きは長くなりましたが、今回紹介する東大阪繊維研究所の新作『リネンウールクルーネックセーター』はそんなニットのネガティブな部分を全部フォローしてくれている優れもの。

まずお手入れについて、このリネンウールに使用されている糸はノルマンディー産の一等亜麻と19.5マイクロンのウールを合わせて撚糸した混紡糸。
リネンについては何度か説明したと思いますがコットンより丈夫な繊維なので当然自宅での洗濯は可能。
問題はウールの糸の方ですが、このニットに使用しているウールには防縮加工を施しているので自宅での洗濯も可能。（ただしタンブラーはNG、獣毛は熱が入ると縮みます）

それに加えて、東大阪繊維研究所が誇る『ゼロトルク撚糸』は洗濯で糸の撚りが緩んだり締まったりを繰り返すことが原因の型崩れや斜行を防いでくれます。
公式アナウンスでは洗濯５〜10回で約5%縮み、そこからは縮まないとのこと。

続いてのネガティブポイント、毛玉について。
トップ画像を見ていただいても分かるように、このニットの表面は光沢のあるリネンのドライなビジュアル、およそ毛玉とは縁遠い見た目なんですよね。
実際使ってみないことには断言できませんが、天然素材でありながら日常使いに強く、毛玉も出にくいタフな仕上がりです。

それどころかリネンは着用し洗濯することでその表情が変化、最初の光沢は徐々になくなっていきますが、柔らかさは増し独特の風合いに変化していきます。

リネンは吸水性と速乾性に優れた素材、冬のアウターの中に着た時は蒸れを防ぎ快適な着心地、そこにウールの保温性が加わることで冬を快適に過ごせるアイテムです。

では続いてデザイン面。
東大阪繊維研究所の製品はどれをとってもシンプルで着やすいデザイン、今回にニットもシンプル美しく仕上げられています。

ネックと袖口と裾はリブ編みで切り替えられ、袖口と裾のリブにはブランドアイコンのタックラインがあしらわれています。
そして夏のニットから採用している後身頃センターの編み地を切り替えた縦のラインはこのニットにも採用されています。
このデザインがあることでシンプルなクルーネックに静かなデザイン性を加え、後ろ姿をカッコよく演出してくれます。